2023/02/01 09:57
小ぶりの鹿の角で幾何学模様のタペストリーを制作いたしました。
鹿の角という自然に触れて、ふと届いた言葉。
『夜明けは誰の元にも等しく訪れる…』
タイトルの東雲(しののめ)は、夜が終わり東の空がほのかに明るくなるころ、つまり夜明けという意味です。
喜びに満ちた朝も、悲しい夜の果てに来る朝も、なんでもない朝も、特別な朝も、太古の昔から粛々と朝はやって来ます。
夜が明けることの有り難みなど考えたこともなかったのですが、このタペストリーを通して『当たり前のこと』で片付けてはいけないなと、改めて思いました。
宇宙の中の地球という星に生まれ、今を生きる奇跡と、美しい東雲色の今朝に感謝を…
そんな気持ちで "東雲(しののめ)" と名付け、心を込めて編み上げました。
素敵なご縁がありますように𓂃𓈒❁*
…𖤣𖥧𖥣。…
さて、話は変わりますが…
昨年の11月に奈良の富雄丸山古墳へ行き、発掘体験に参加してきました。
私は埴輪(はにわ)と剣のかけらを発掘し、夢を叶えた達成感で大興奮のひと時でした。
発掘体験をしていたすぐ側で、専門家の先生方が日本最大級の鉄剣の発掘作業をしており、運良く見せていただくことができました!
錆びついた鉄剣は、2m以上もある圧巻の大きさでした。
そのロマンの塊のような鉄剣を、その場にいたみんなが食い入るように見ていました。
1月に正式発表するとのことでしたが、先日1月25日、富雄丸山古墳で国内最大の「鉄剣」と前例ない形の「銅鏡」“日本最大の円墳”から発掘!と、大きなニュースになりました。
いずれも金属工芸の最高傑作だったそうです。
歴史的な発見の場に立ち会えたこと、ロマンの塊をこの目で見られたこと、本当に嬉しかったです。
貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
かなりマニアックなお話ですみません。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございましたˊᵕˋ˶
本日も佳き一日でありますように𓆸⋆*
𓏸𓈒𓂃瑠璃彩 ルリイロ 𓂃𓈒𓏸